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喜連川丘陵の里 杉インテリア木工館


TOP運営法人素木工房里山想研の理念
 
「国産の杉と桧」を使うことは、地球へのボランティアです。
 
「人工林」をご存知ですか?
世界の森林は減少の一方。日本の「人工林」は蓄積する一方。
 
●世界の森林について
地球の砂漠化が深刻になっていることはご存じの通り、世界の森林は刻一刻と減少の一途をたどっています。
世界中の各地で森林の乱伐が進んできました。
それはひとえに、先進諸国、とりわけ日本からのニーズによるものが少なくないのです。
 
●日本の森林について
現在日本の森林の4割、国土全体の1/4が人工林(=手入れが必要な人工の森林)で、樹種は杉と桧が多くを占めてい ます。
人工林は年々生長し、蓄積量は増大しています。
ところが、それらの人工林はニーズが低いために、手入れ(=主に間伐)されず、混み合い、やせ細り、朽ち始まってさ えいます。
 
森が病気になれば、大きな社会問題に繋がります。
・CO2吸収量が減少し、地球がヒートアップします。
・洪水や土砂の流出が多発します。
・保水能力が無い山からの水は、浄化されず、ミネラルの不足した泥水です。海水もプランクトンなどが減少し、魚の生 息が難しくなります。
・放置された杉が花粉を大量に放出し、街へと飛来します。

●森林を巡る社会情勢
 
森林環境問題に対して、関心が世界的に高まってきています。
地球温暖化防止(CO2削減)に向けた森林の適正な整備・保全が必要となっています。
日本の各地方自治体で森林環境税の導入が始まっています。
栃木県でも平成20年4月より導入されました。
各地で、人工林の間伐が始まっています。

けれども、それらの利用は進まず「林地残材」(=その場に放置すること。結果的に廃棄となる)となっています。

 
 
●今、日本人の生活は

日本の沢山の人が、人工的でスマートなライフスタイルを手に入れ、森や木に支えられた先人の暮らしはもう忘れていま す。
でも今、人工素材の溢れた生活には、限界が見えるようになりました。
地中資源の残量も、地球温暖化の問題もしかり。2010年の夏はこたえました。

●脅威にさらされている日本の森

さらに恐ろしくなるのは「最近、日本の森がいつの間にか外資に買収されている」ということ。
これは、山からの恵み「水」さえ、誰かに奪われてしまうのではないか、という懸念を示しています。

前述の通り、日本は国土の約1/4が「人工林」(=手入れが必要な人工の森林)です。
それだけ沢山の「人工林」を抱えているのなら、それだけの林業者が必要なはずなのに、需要の低迷により、やむを得ず 放置されています。
経済社会では、手入れという「投資」をしても「恩恵」を受けられない「森」ならば、手放さざるを得ない状況です。
そこを、潤沢な資本を手にした人々が訪れていることも明らかになってきています。

このように、気温が上昇を続け、土地や水、木陰さえ奪われたら、どうやって命をつなげてゆくことができるのでしょ う。

私達は自分たちの国土を自分たちで守ってゆくアクションを起こさねばならない時だと言えます。


CO2=C+O2 できれば燃やさず固定したい。
 
 
●廃棄から生まれる「CO2」を生活を支える「C」へ

これまで、人間が化石燃料を沢山掘り出し燃焼させたので、大量のCO2が放出してしまいました。
これからは、森が吸収したCO2の量だけ人間が排出させてもらう。
プラスマイナス、ゼロ。
それが「カーボン・オフセット」の考え方です。
化石燃料から木質燃料へ、技術は躍進的に生まれています。
 
 
けれども、極力CO2を排出しない努力と同時に、今まで放出してしまったCO2を減らす努力もしなければ、温暖化と決別 することはできません。
そこで私達は、森が吸収したCO2を貯蔵したまま残す=木製品を使う生活を目指そうと活動しています。
自治体の森林整備活動として「間伐」が盛んになり、この周辺も真っ暗だった「人工林」が日が差すようになりました。
でも痩せて育った木々は木材としては使い物にならない上、運び出すコスト上も、やむを得ず放置されているものも少な くありません。
捨てられた木々がやがて腐食すれば、せっかく貯蔵したC(炭素)が再び
CO2となって大気中に戻ってしまいます。
私達は、これをなんとか利用できないものか?と日々考えています。 
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社)素木工房里山想研